
サシバはどこにいる?
Butastur indicus
鳥を見ましたか?Birdbyアプリで瞬時に識別
アプリを開くサシバは特定の生息地と地域に住んでいます。どこで、いつ探すかを知ることが、成功する観察の鍵となります。
バイオーム
温帯林、亜熱帯林、熱帯林
分布範囲
東アジアから東南アジア(日本、朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東で繁殖し、中国南部、インドシナ半島、マレー半島、インドネシア、フィリピン、ニューギニア島などで越冬)。
好む環境
水田、畑、草地といった開けた土地と森林が隣接する里山環境を好みます。繁殖期には針広混交林や広葉樹林に生息し、特に水の近くの林を好みます。越冬地では開けた森林や農耕地、低地の湿地などで見られます。
標高範囲
海抜0mから約1500m程度
どこを見るか
繁殖地
日本では本州、四国、九州の里山にある広葉樹林や針広混交林で繁殖します。特に水田が広がる平野部に隣接する丘陵地や低山で観察しやすいです。
渡りのルート
秋の渡りの時期(9月下旬から10月上旬)には、愛知県の伊良湖岬、福井県の白山、兵庫県の六甲山、山口県の角島、長崎県の五島列島など、特定の渡り中継地や岬で大規模な群れを観察できます。上昇気流が発達する晴れた日の午前中に、空高くタカ柱を形成して渡っていく様子が見られます。
越冬地
東南アジア(フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイなど)の開けた森林や農耕地、低地の湿地などで越冬します。
フィールドのコツ
- 渡りの時期を狙う. サシバを最も容易に観察できるのは秋の渡りの時期です。9月下旬から10月上旬にかけて、日本の太平洋側や日本海側の海岸沿いの岬や山頂は、タカの渡りの観察地として有名です。上昇気流の発生しやすい晴れた風のない日を選ぶと良いでしょう。
- 繁殖地での聞き分け. 繁殖期(5月〜7月)には、里山で「ピッィー、ピッィー」という特徴的な鳴き声を手がかりに探すことができます。鳴きながら林の上空を旋回することが多いです。
- 止まり木での観察. 開けた水田地帯の近くにある林縁の木の上や電線に止まって、獲物を探していることがあります。双眼鏡で丁寧に探してみてください。
- 望遠鏡と高倍率の双眼鏡. 渡りの観察では高空を飛ぶことが多いため、望遠鏡や高倍率の双眼鏡が必須です。動きの速いタカを追うためには、三脚に固定することが推奨されます。
- 生態系への配慮. 繁殖地では、巣の場所を特定しても、サシバにストレスを与えないよう十分な距離を保ち、静かに観察するように心がけてください。特に巣立ったばかりの雛がいる場合は細心の注意が必要です。
渡り
長距離を移動する渡り鳥です。日本では夏鳥として本州以南に飛来し、繁殖します。秋には主に西日本の経路を通り、南西諸島を経由して東南アジア方面へ越冬のために渡ります。春には逆の経路で北上します。渡りは主に日中の上昇気流を利用して行われます。